故人の命日には心を込めてお墓参りへ

毎年故人の命日に、忘れてはならないのがお墓参りです。準備としてはお供え物と仏花を1対、線香、ろうそく、掃除道具の鎌や軍手、雑巾、バケツを用意します。まず、お墓へ着いたら水を用意し、墓石の周囲を綺麗に掃除します。暑い季節には草もかなり生い茂っているので、一つ一つ丁寧に軍手や鎌を使って取り除いていきます。そして、墓石を固く絞った雑巾で、綺麗に拭き清めていきます。この時墓石に水をかけて墓石を清めようとする方が多く見受けられますが、正しくは水をかけるより雑巾などで綺麗に拭き清めます。

墓石やお墓の周りを綺麗にしたら、仏花を備え、線香と蝋燭を立てて火を点けます。風が強い日や天気が悪い日には火がなかなか付きにくいので、マッチやライターよりホームセンターなどで見かける20㎝くらいの長細いピストルのような形をした着火器具を使用すると、より楽に点火することができます。そして、線香に余分に点いた火は決して息で吹き消したりせず、必ず手で煽いで消すようにします。

後は、持ってきたお菓子やお水をお墓の前に供え、心を込めて故人に手を合わせます。お参りが済んだら、抜いた草や古い線香や蝋燭はきちんと自分達で始末をし、綺麗に片付けてから立ち去ります。